フランスの詩人、ヴィクトル・ユーゴーの言葉です。
『 人生最大の幸福は、愛されているという確信である。
自分のために愛されている、もっと正確には、
こんな自分なのに愛されているという確信である。』
誰かに愛されている、必要とされているという実感は、人だけでなく動物にも共通して、何ものにも替え難い幸福感をもたらすものだと思います。
飼い主さんからよく、動物の食事について質問を受けることがあります。
何をあげたら良いのか、何をあげてはいけないのか、量はどの位、回数は何回、などその内容は様々ですが、中でも「フードの食べが悪いのはどうしたら良いか」というご質問がよくあります。
動物は人と違い食事量を自分で加減することはしないので、基本的には与えたら与えただけ食べてしまいます。
それでも食べない場合は必要がないか足りているかどちらかなので、そのような時にはすぐに他の食べ物を与えてはいけません。
またいつでも食べれるように、とフードを置き放しにしておいたり、食べなかったから他のおやつや副食を与えるのも、偏食を助長する原因となります。
健康な子は1~2日食事を食べなくても体調を崩すことはありませんので、食べる機会だけ与えて、すぐに食べない場合は数分で片付ける習慣をつけると良いでしょう。
春の暖かい気候から、最近はすっかり本格的な夏のような暑い日が続いているようです。
日中はかなり日差しが強くなっているので、ワンちゃんをお散歩に連れて行く場合は十分な注意が必要です。
犬は人のように体表に汗腺がないため、汗をかくことができません。
したがって体温調節が上手くできず、熱がこもってすぐ高体温になってしまう傾向があります。
運動していないのに口を開けて、ハアハア呼吸をし始めたような時には体温が上りすぎている可能性があります。
最近は通販などでクールマットや冷却効果のある服、バンダナなども販売されているようですが、ご自宅で一番簡単で効果的な方法は、水風呂や水浴びです。
真夏日に車中に動物を置き去りにしたり閉め切った室内で留守番させたりすると、熱中症になってしまう可能性があり大変危険です。
動物を置いていく場合は、水分補給を忘れないこと、風通しの良い場所を選ぶこと、できるだけ短時間にするなど、暑さ対策をしっかりとしてあげて下さい。
最近、大型犬が散歩中の犬と飼い主に襲いかかった、放し飼いしていた犬が逃げて通行人に噛みついた、といった出来事が立て続けにニュースになりました。
これらの事件は、基本的に飼い主さんの不注意やしつけ不足(失敗)が原因であり、動物のせいではありません。
それぞれの気質や体調、ストレスなど、気持ちに何か問題を抱えていてハンドリングが難しくなる子もいますが、日々の生活の中で適切にしつけをすることで防げる問題行動は沢山あります。
子供が何か問題を起こしたら親の責任であるように、動物達が何か問題を起こしたらそれは飼い主さんの責任です。
今は犬のトレーニングに関する本やDVDも数多く販売されていますし、犬のしつけ教室などもあります。
どうしても問題行動が解決しないようでしたら、いつでも病院までご相談下さい。