月別アーカイブ: 2016年11月

麻酔について

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手術や処置で麻酔が必要になった場合のリスクについて、飼い主さんからご質問を受けることがあります。

動物の医療も人と同じように年々その技術や薬物は進歩しており、現在の動物医療で使用される麻酔は、ほとんどがガスによる吸入麻酔が使用されていてとても安全です。

もちろん、生命を扱う以上100%絶対ということは言えませんが、健康な動物が麻酔の事故等で亡くなってしまう確率は、おそらく飛行機事故に遭う確率よりも低いのではないかと思います。

もちろん、病気の子に麻酔をかける場合には事前に十分な検査を行ってから施術しますが、それでも完全にリスクがゼロになることはありません。

もし手術や処置のために麻酔が必要になった場合には、疑問や不安があれば納得がいくまで十分に説明を求めていただいて構いません。
我々はきちんとそれに答える義務と責任がありますので、どうぞ遠慮なく何でも聞いていただければと思います。

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洋服のサイズ

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最近、ワンちゃんやネコちゃんに可愛い洋服を着せている飼い主さんをよく見かけますが、動物にも人と同じように体形やサイズがあります。

犬であれば大型犬から小型犬まで品種によって様々な体格があり、同じ品種でも個体差があるため、それぞれのワンちゃんに合うサイズを選んであげなければいけません。

例えば、首もとが大きめでも胴回りは小さいとか、長さはピッタリなのに幅が合わないとか、その悩みは様々あると思います。

先日、診察で来院したボルゾイ犬がとても可愛い服を着ていたので飼い主さんに伺ったところ、これらの犬種に合うサイズの服ははあまり市販されていないため、オーダーメイドで注文しご自分で少し手直しをしたとのことでした。

小型犬の洋服は本当に沢山の種類が販売されていますが、体格の大きなワンちゃんの場合は人と同じように、お洋服を選ぶのにもそれなりの苦労があるのですね。

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誘拐事件

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先日、誘拐されていたワンちゃんが無事に飼い主の元に戻ってきたというニュースがありました。
ワンちゃんやネコちゃんも人のように誘拐されてしまう事もあると考えると、少し怖いですよね。

大切な家族の一員を守るために何ができるのか、ぜひ皆さんにも考えていただきたい事件でしたが、まずはご近所の人に動物を飼育しているということを知ってもらうことが大切だと思います。

また突然、近所で動物の鳴き声が聞こえてきたり、普段は見られないような様子に気がついた時は、少し周囲に気をつけていただいた方が良いかも知れません。

以前、引っ越してしまい誰も居ないはずの家の中に、ワンちゃんがケージに入れられて置き去りになっていたという事件も実際にあったそうです。

近隣や地域の人にも協力してもらい、コミュニティーが全員で動物達を守ってあげられるような社会になっていければ理想的ですね。

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動物に関する法律

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少し前に聞いた話ですが、イタリアでは犬を1日3回散歩させないといけない、という法律があるそうです。

これは2005年にトリノで制定された条例だそうですが、犬を散歩させる時には自転車ではなく、徒歩でなくてはいけないという条件も付けられているのだとか。

これを怠り条例に違反すると、500ユーロ(約5万円)の罰金が課せられるそうですが、この条例は室内で犬を飼育している場合のみで、庭で飼育している場合には罰せられないとのこと。

イタリアに限らず、ヨーロッパでは動物の虐待に対して非常に厳しい罰則が設けられている国が多いのですが、日本ではちょっと考えられない法律ですね。どうやって取り締まるのかな...

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乳児と免疫

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近年は喘息やアトピーなど、子供たちのアレルギーが年々増加し、深刻な問題を引き起こしているようです。

最近公表されたアメリカの小児疾患科専門誌によると、犬を飼育している家の赤ちゃんは、耳鼻科の感染症や呼吸器疾患に掛かりにくいことが判明したそうです。

詳しいことはまだ分かっていないようですが、犬の散歩などで定期的に外へ出ることにより、1歳までの子供は免疫機能が高まる可能性があるのだとか。

フィンランドで生後9~52週の約400人の乳幼児を対象に調査した結果では、犬や猫と暮らしている赤ちゃんは、咳や喘鳴、鼻炎、発熱などの発症率が30%も少なく、耳の病気に関しては50%も少なかったそうです。

動物が赤ちゃんの免疫力に及ぼす効果は明らかで、感染のリスクが高い子供であっても動物を飼育していない家庭の子供と比べると、有意に高い免疫力を身につけることができることが確認されました。

あくまでも生後1歳未満の乳児に限ってのデータのようですが、精神的な成長も含め、動物を飼育することによるメリットは少なくないようです。

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猫舌

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熱い食べ物が苦手な人を「猫舌」と言いますが、猫は本当に熱いものが苦手なのでしょうか?

猫は他の動物に比べて味覚が発達していると言われ、舌の神経の多くが味を感じ取る舌先に集中しているそうです。

猫の舌には表面に「味蕾」と呼ばれる味を感じる細胞が密集しており、あまり熱いものを口に入れるとこの味蕾が傷ついてしまうため、猫はあまり熱いものを口にしないと言われています。

また、猫の舌の表面は小さな突起(糸状乳頭)が喉に向かって生えザラザラしていて、ちょうどヤスリのような感触をしています。

もし機会があれば、犬と猫の舌がどのように違うのか見比べてみると面白いかも知れませんね。

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犬種と体格

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犬は犬種によって、その成長スピードにかなり違いがあるということをご存知ですか?

例えば、一般的に小型犬は約12ヵ月で成犬になりますが、超大型犬と呼ばれる犬種の犬は、完全に成犬になるまでには約24ヵ月かかると言われています。

人間の身体の大きさは人種によってもちろん違いはありますが、それでも5倍も10倍も身体の大きさが異なる人はいませんよね。

犬の仲間は1㎏程度の超小型犬から60㎏を超える超大型犬まで種類が多く、50倍を超える体重差があることも珍しくありません。

これだけ大きさが異なってくると、成長期に与える食事の内容にもそれぞれの体格に合わせた配慮が必要になりますので、その犬種に合ったフードと量を適切に選んで与えてあげる必要があります。

もし食事について何かご質問やご不明な点がありましたら、いつでもお気軽に病院までお問合せ下さい。

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