症例紹介

狂犬病ワクチンについて

狂犬病ワクチンは、狂犬病予防法に基づき生後90日齢以降の犬に接種が義務付けられているワクチンです。

狂犬病は狂犬病ウイルスに感染した犬やその他の動物(コウモリ、アライグマ、キツネ等)に咬まれることで、唾液中のウイルスが身体に侵入することで感染します。


狂犬病は発症するとほぼ100%死に至る非常に恐ろしい感染症です。

日本では、1956年以降国内で感染し死亡した人はおらず、清浄国として認定されています。

しかし、日本周辺諸国においては発生が認められており、万が一海外から侵入した場合に備え、ワクチンの接種が義務付けられています。

最近では、2020年に海外渡航中に犬に咬まれた人が帰国後に発症し、亡くなっています。

多くの犬がワクチンを接種しておくことで、万が一に国内に侵入した際に狂犬病が広がるのを抑えることができます。
狂犬病ワクチンは、毎年4〜6月に接種することが推奨されていますが、それ以外の時期でも接種可能です。

基礎疾患などがあり、健康状態が悪いワンちゃんは接種を猶予することができますが、獣医師による診断が必要ですので必ずハガキを持ってご来院ください。

 

当院では副作用のリスクを考慮し、午前中のワクチン接種をおすすめしています。

副作用としては接種後1時間以内の発熱、呼吸困難、ぐったりや数時間後に起こる嘔吐、下痢、顔の腫れなどがあります。

上記のような症状が見られたら動物病院までご連絡下さい。

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