⚠️先日、マダニがついたわんちゃんが来院されました⚠️
「目の上にできものがあります!!」
とのことでわんちゃんが来院されました。
診察してみると、おできではなく吸血して大きく膨らんだマダニが付着していました。
話を伺うと、ノミ・ダニ予防はしていないとのこと…
こちらが実際に付着していたマダニの写真です。
(虫が苦手な方はご注意ください)
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実際に摘出したマダニ

マダニを摘出後の部位
マダニは吸血することで数倍〜数十倍に膨らむため、できものと勘違いされることも少なくありません。
無理に引っ張ると口器が皮膚に残ってしまったり、潰してしまい感染症のリスクが高まることがあります。
このわんちゃんについていたマダニは院内で安全に摘出をし、傷口の確認を行いました。
写真を見ていただくとわかるようにしっかりと顎ごと取れています!
再発しないよう予防薬もお渡ししました。
⚠️マダニはなぜ危険!?⚠️
マダニは血を吸うだけでなく、吸血時に病原ウイルスを動物へ感染させることがあります。
特に注意が必要なのが、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)です。
SFTSは犬や猫だけでなく、人にも感染する人獣共通感染症で、現在も特効薬はありません。
命に関わることもある恐ろしい感染症です。 特に猫では重症化しやすく、致死率は約60%と報告されています。
また人でも重症化することがあり、致死率は約20~30%とされています。
近年は関東・北海道など東日本でも感染報告が増えています。
⚠️実際の症例⚠️
・2025年5月 三重県でSFTSに感染した猫を診療した高齢の獣医師が感染し、亡くなりました。
ニュースにも取り上げられた事例です。
三重県内におけるネコからヒト(獣医師)への感染が疑われた重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の死亡例|国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1976764
・2025年7月
松田町在住の60代女性が、自宅周辺での畑仕事や草むしりを行なった際、ダニに噛まれてSFTSに感染しました。
この地域にも確実にウイルスを保有するマダニがいることがわかります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の発生に伴う注意喚起について(第2報) – 神奈川県ホームページ
・2026年2月 —–当院にて—–
湯河原町でお世話していた外猫さんの元気がないということで来院。
血液検査の結果、SFTSの感染が確認されました。
当院で初のSFTS感染例で、命に関わる危険な病気が自分たちのすぐそばに迫っていることを痛感しました。
(現在、こちらの猫さんは無事治癒し、保護してくださった飼主様と室内で元気に暮らしています。)
⚠️マダニの脅威から大切な家族を守るために⚠️
✅通年で月に1回予防薬を使用しましょう!
✅草むらへ入ったあとは体をチェック!
✅散歩後はブラッシングをしましょう!
✅マダニを見つけたら無理に取らず動物病院へ!
✅マダニが寄生した後に体調不良(発熱・食欲低下・元気消失など)があれば早めに動物病院へ連絡しましょう!
マダニは1年を通して活動するため、季節を問わず予防することが大切です。 大切なご家族を守るために、毎月の予防薬使用を習慣にしましょう! 気になることがありましたら、お気軽に当院スタッフまでご相談ください。