皮膚科

最近肛門腺しぼりやってもらいましたか?

お散歩中におすわりの姿勢で地面にお尻を擦り付けたりしていませんか?
この行動は肛門腺がたまってしまったり、皮膚炎を起こしてしまったりとお尻が痒かったりするときの行動なんです!

「肛門腺しぼり」動物病院やトリミングサロン、本や雑誌などで名前は聞いたことがあると思います。

肛門腺って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、まずは肛門腺についてお話します。

「肛門腺」は正確に言うと「肛門嚢腺」と言います。

肛門のおおよそ4時と8時の方向にある袋で中には強い匂いのする液体を貯めています。液体は茶色いサラサラの液体から顆粒混じりの物、ドロッとしているものまで様々な子がいます。

普段はマーキングや個体識別に用いられたり、通常排便時などに少しずつ分泌されるものですが、細菌感染や肛門嚢腺液の性状などによって上手く分泌できなくなることがあります。溜まりすぎると最終的には肛門嚢が破裂してしまいます。

破裂してしまいワンちゃんネコちゃんが痛い思いをしてしまう前に定期的な肛門腺絞り(個体差はありますが1カ月に一回を目安)をオススメしています。
また、間違ったやり方での肛門腺絞りも破裂の原因になることがあるので不安な場合は、動物病院でやってもらいましょう。

万が一破裂してしまった場合は洗浄してあげた後、抗生物質などによる治療を行います。

何度も肛門嚢炎を繰り返す子は、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、各種腫瘍などが隠れている可能性がありますので近くの病院まで!!

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